法案への怒り

2018年7月2日 ポエム
法案への怒り

一部の権力者による、「集団的自衛権」や「秘密法案」等、とんでもない事が決められそうです。
守られる筈だった日本の平和は、全く国民の意思とは逆くに動いている様に思います。

そして、今、真実が解りにくい社会になってしまいました。

都合の悪い事、言われて困る事があるから、あんなに強引に法律を変えようとするのではないですか? 

又、「集団的自衛権」は集団でのいじめにも取れます。
権力の横暴としか言えない、あの決議の仕方、皆様へすべて見て頂きたいと思いました。

私の心は、暫く怒りで震えていました。

昔、「正直で、一生懸命が一番良いよ!」と、良く教えられ「正直の頭に、神、宿る」等と育ったあの時代は、おとぎ話の中の様です。

この数年間の内に、急激に変わってしまった日本の現状を、礼儀正しいと外国の方々に感心されていた、昔の様な、あの日本を、もう一度取り戻しませんか。

形だけではなく、本当の意味でのおもてなしが出来る、社会を築きませんか。
今、決め様としている法案は、過去を無視し、将来も無視をし、たった一組織で勝手に決まっている様に思います。

それは、決めている人が守るのではなく、将来この日本を護って行くこれからの世代の若者と、今後生まれて来る子供達が背負うのです。
借金が膨らみ、法案までも、なぜ先の事までそんなに急いで、お節介を焼くのですか?

戦前・戦後のその悲惨な状況をその肌身で味わい、壮絶な時代を超えてこられた方々の、平和を願う情熱と、想いを込めて作成された法案を、いとも簡単に一部の権力者で、横暴な方法で決めてよいのですか?

あの法案の閣議決定の時、国会中継を見ていました。

皆さん、立ち上がって帰ろうとした時、無理やりに決を取った、あの場面をすべての国民の皆様に見て頂いた方が、良いのではないかと思います。
子供さん達でもわかると思います。

組織の中の独りではなく、国民の一人として真実を知り、自分の意思で選挙をする事が重要な事のように思います。

亡き父が、良く言っていた事が有ります。

選挙運動で来られた方に「お願いされる選挙は、わしはせん、だけどその人を入れん訳ではない、わしが良いと思ったら、お願いされんでも入れる」と、
頑固に言っていた事がありました。  

今、そんな父を誇りに思います。

落選しても努力して磨きをかけて、当選された方々が、動かす社会は素晴らしい社会に変わるように思います。
思惑や、しがらみの社会で生きるより、同じ一生、ワクをはずし、想いを重ね、絆でつなぐ社会に変えませんか。

今の社会と嘆くより、国民、独り一人の意志で行動出来ないでしようか。

今、命を懸けても、本当の事をしっかり伝えなければ、自国の大切な中心者は、裸の王様になりかねません。 
又、その組織ごと落としてしまいます。
真実は将来の歴史に残ります。

色々のコンピューターや装置のある現代、歴史を塗り替える事は不可能です。
今の世があるのは、決して「誰かが悪い」だけの問題ではないと思います。

国民の一人として、見てみぬ振りをする事は、大変罪悪感と責任を感じます。

戦争の残酷さ・原爆・原発と、日本の過去、現代に、体験した忘れる事の出来無い、又、戦後70年と言われる今も、肉体的にも・精神的にも苦しみ続ける悲しさを。

各、国を代表される様な聡明な方々が、なぜ戦争が起った時の、対処の話ばかりするのか不思議です。
・何のために戦争をするのか? ・どうすれば戦争を防げるのか? ・世界中で各国のそれぞれの国民が、戦争を望んでいるのか?

大国と言われる国同士が、それもトップ同士が手をつなぎ、今の自分の立場や権力を傘に、お互いの協力を約束して、おかしいと思いませんか?

戦争の犠牲者は表に出ている方だけではないのです。
戦って戦士された方々の他にも、無意味な形で亡くなられた方、又、奪われた命は人類だけではないのです。

エスカレートしてしまった、その心は侵略と言う形で、他国の方々にまでも多大なご迷惑をかけ、平穏な生活を奪い、多くの方の人生を変貌させてしまいました。 

その方がもし、自分だったら、自分の子供だったらと、自分の事として考え、しっかり受け止め、その過ちを、真実を、未来に伝える事の方が、最良の道のように思います。

今頃になって、言い替えたく成る様な行いだったと言う事を、改めて認識したようなものです。


 新しい時代へのチャンス

是を機に、戦争は絶対にしてはいけないと言う事を、強く認識して後世に伝え、どちらの立場にしても誰も幸せにはなれず、戦後70年経った今も、忘れられず、身心共に苦しみ続けるような戦争を、同じ思いをする世代は二度と来ない様にする事が、人間としての使命のように思います。

昔、国内だけでも戦争をしていた歴史があるのですが、今は日本と言う一つの国として成り立っています。

視野を広げて「地球は一つ!」をテーマに、世界の平和を願う事は出来ませんか?

その実現こそが今まで犠牲になった方々への最大の供養になり、そのかけがえの無い、大勢の方々の命を生かす事になると思います。

世界では、異常な事態が増え続けて居ます。
自然界も、人間関係もです。

未来の子供達のために、健康な地球に戻す為に、全ての人類の力を合わせる事を、可能にして、お互いに議論し、考えられませんか?
  
                    2015年 4月10日

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